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鐫界器(せんかいき)

概要


 『世界を()る(彫り込む、刻み込むというような意味)もの』の意。
 感覚的に言うならば、ファンタジーで言うような『伝説の魔法道具』。世界に少数点在するが、人の手で作ることは未だに不可能であり、来歴は不明である。

 鐫界器には各種一つ以上の『能力』があり、それらは『鐫界能力』と呼ばれる。
 『鐫界能力』は、その鐫界器を用いて、魔法と同様に『起動』を命ずるアストラル体への虚数共振を起こすことで起動する。簡単に言うと、持って念じれば発動する。
 この働きにSmp-1-DNAは関係なく、人間であっても、たとえ人間以外の知性を持つ生命体であっても使用することができる。

 鐫界能力のバリエーションは非常に多岐に渡り、また、通常の魔法(基本相互作用)では物理的に不可能と思われる現象をも実現せしめる。
 この特性から『事象・結果そのものを世界に彫り込んでいるかのようだ』とされ、鐫界器という名前の由来となっている。研究が進めば未知の物理法則が解明される可能性があるが、そもそも鐫界器自体の現存数が寡少である上、使いこなすことができる者も少ないため、展望が見えず、予算面においても現実的ではない。

 ただし、各種鐫界器を万全に使用することができる者は限られており、加えて『一つの鐫界器を扱えれば他の鐫界器も扱える』わけではなく、一つ一つにそれぞれ適性がある。これに使用者の技量や能力、地位などは関係しない。
 この現象は『鐫界器に使い手として選ばれる』とも捉えられる。
 また、鐫界能力の起動には得てして大量のエーテルエネルギーを消費する。適性のない者が迂闊に使ったり、適性があったとしても慣れないうちに連発しているとすぐに魔力切れの昏睡状態に陥り、最悪の場合は負荷によってエーテル体が霧散し死に至るだろう。


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