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種族
人間
分類
−
性別
♂
年齢
19歳
身長
172cm
体重
65kg
出身
日本
髪色
焦茶色
瞳色
鳶色
体力
B
魔力
−
攻撃
B
防御
C
機動
B
発想
A
ごく普通の日本人。父の影響を受けて物理学者を志していたが、偶発的な転移現象によってアルフェイム界に転移。
一年ほど漂流先のチェド村で暮らしたのち、魔国の侵攻から幼いエナを逃がすために十九歳で死亡した。
しっかり者で面倒見がよく、常に優しく落ち着いているが、自分自身が感情に揺り動かされることが皆無である反面、物事に深く執着せずに現実的で理屈っぽい考え方をする。そのため自他ともに感情面を置き去りにした行動を選択することが多々あり、結果として自身への抑圧や、感情的な他者との軋轢を生むこともままある。
飽くまでも本人の感情が希薄なわけではなく、表に出さないだけである。論理にそぐわない行為に冷静に反論しながら、内心では共感していることも多い。
家庭では留守がちな父親の代わりに良き兄であり続けたが、教えれば教えるほどにかつての自分よりも早く、より優秀に育っていく弟を見て、誇らしくもありながら強い劣等感を覚えていた。しかしその劣等感こそが自身の学習に対する原動力にもなっており、弟が大成してくれるのならば自分は踏み台になっても構わないと本心から思ってもいた。
短い共同生活の中で、エナのことは恩人であり庇護対象として見るようになっていったが、女性としての好意を抱いていたわけではない。飽くまでも彼女は『優先的に守るべき大勢のうち一人』であり、妹、もしくはよく懐いた小動物のような感覚で接していた。外見や性格は文句なしに可愛いと思っているが、彼が尊敬を抱くほどの知性と能力をエナが手に入れるのは、もう暫し後のことになる。