ドイツ連邦共和国バイエルン州の外れに自宅を兼ねた研究所を設け､怪しげな研究を繰り返しているマッド寄りなサイエンティスト｡だいたいいつもハイテンション｡
　いわゆる一つの天才｡僅か十三歳にして大学を卒業し､Dr.rer.nat.の学位（日本で言う理学博士）を取得｡鐫界器などのオーパーツ類に関する研究に携わり､やや倫理的問題があるため公表されていないが､ゲノムマテアライズについてもある程度の成果を残している｡
　出身はドイツだが､純粋な白人ではなく色々と混ざっている｡そのせいか､白人から見ても黄色人種の目から見ても比較的優れた容姿をしているが､本人がそういったことには全く興味が無いため完全に宝の持ち腐れである｡（現によると｢そういうところがいいのだよ､彼女は｣とのことだが）
　薔薇十字団に所属しており､兇闇や聖にとっては上司にあたる……が､本人は友達のような感覚で接しているため威厳は薄い｡

　先述した父親が日本で育ち､また自身も日本にいた時期がそれなりにあったため､幼少期から日本語は（少しだが）話すことができた｡少年時代の現が彼女を“選んで”知り合ったのは､それが最大のきっかけだったとも言える｡