TOPせってい>真輝那



雨森(あまもり) 真輝那(まきな)

種族
人間
分類
性別
年齢
16歳→21歳
身長
151cm
体重
47kg
出身
日本
髪色
瞳色
茶色
体力
魔力
攻撃
防御
機動
発想

 ごくごく普通――とはちょっと言い難い程度の日本の女子高生だったが、階段から落ちそうになった際の感情反応によって自然転移現象を誘発してしまい、アルフェイム界に転移。運んでいた機材ごと上空から落下し、ちょうど真下の平原でアーデルクラム軍魔法兵団と交戦中だった魔人の将を殺害してしまう。
 その縁からフェルド卿キララクラムに拾われ、手駒として保持するに充分な利用価値を見出されたことにより、言語や文化を学びながら異国での生活を強いられることとなる。(傍らに置く理由は、程なくして『見てて面白いから』に取って代わられた)
 初登場時は十六歳。のちの調査隊派遣時には、その五年後の二十一歳になる。

 日常的にボケとツッコミの応酬が起こる、いわゆる『ちょっと変』な家庭で育ったため、個性的(オブラートに包んだ表現)な性格だとよく評される。
 親や兄弟の影響で古いロボットアニメ等にも結構詳しい。ゲームは自分でプレイすることはあまり無いが、プレイ画面を見ているのは好き。
 性格的には男子とも垣根なく仲良くなれそうなタイプだが、『彼氏どころか男友達もできたことがない』と自分で言っていた通り、本人が妙に高いハードルを作って尻込みしてしまっていたため、クラスメイトの男子と会話すらろくにしたことがない。仲のいい女子グループの間で目立つことを避けたというのもある。

 周りに比べて自分を過小評価しがちなところがあるが、常に前向きな姿勢と、努力を惜しまぬ性格、周囲をよく見て他人のために本気になれる心の豊かさ等、人に好かれる条件は多く揃っている。
 物怖じせずに皆と平等に接し、ころころと表情を変えて日常に一喜一憂する姿は、レゼントーグで暮らすようになって以降多くの人々を魅了している。……とは言え、そのうち大半は女の子というより小動物を見るような目で見ているのだが。

 屋敷では男性に囲まれた乙女ゲーさながらの環境に置かれていたものの、当のキララクラムは政治的手腕はともかく性格面において世俗事に興味のない偏屈者として認知されていたためか、あまりスキャンダラスな目で見られることはなかった。実態をよく知らぬ者にとっては、「あの世捨卿が身分もはっきりしない若い女性を屋敷に拾ってきたらしい」と言われたところで、「えっ……太らせて食うのかな……」というような反応が関の山である。
 なお、屋敷に女性がいなかったのは元々変な噂が立つのを嫌ったからであり、面倒事を避けるためだったのだが、真輝那を拾った時に世話を任せられるような信頼できる女性使用人がいなかったのは多少失策であったと彼は認めている。

 少なくとも以降五年間のうちに誰かとの関係が特別進展したようには見えないが、それは飽くまでも対外的な部分であり、プライベートでの詳細は不明。全体的に皆と仲良くなっているのは確かである。


 その境遇から、後に世界間会談を行う際にはほぼ唯一の通訳者として重用され、数多くの人々を繋げる要、橋渡しの役割を担うことになる。
 この駒の有無によって、政治的駆け引きに一歩抜きん出た立場に出ることができたのはキララクラムの狙い通りである。



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