ドイツ連邦共和国、ハンブルク州出身の亜人種。ライトの双子の妹。

　明るい桃色のふわっとした髪、丸っこい金色の瞳、そしてぷにぷにぽよぽよの柔らかい肌を持つ妹様。（長身細身が特徴のヴィント種にしては珍しい程度だが、決して肥満というほどではない）
　表情はどこかあどけなく、所作は少し子供っぽくオーバーで愛らしい。声はわざとらしくはないがややアニメ声っぽく、少し甘えたような声をしている。
　概ね『自分の可愛さを自覚している』が故に、どうしたらそれを十全に活かせるかを考えて実行している結果である。「かわいい！」と言われると「かわいかろ？　がんばってんだぜ？」などと自慢げにする。
　これらは別にナルシシズムからくる行動ではなく、『可愛くないよりは可愛い方がいいよなあ、自分に可能な限りで』程度の気持ちからくるものである。
　案の定、クラスでの男子ウケはすこぶる良い。
　言動自体は割と普通で、鼻につくようなぶりっ子ではないためか、女子グループ内での仲も良好。処世術に長けている。

　私服は普段使いできるようなシックなクラロリから、やや装飾過多なフリフリの甘ロリまで、ガーリッシュな服を好んで着こなす。色使いは個人的な好みの問題で暖色系が多め。あまり露出は好まない。

　性格は明るく、また幼く見えるが、決して楽観的ではなく、基本的には冷静で現実的な思考で動く。数多くの不幸や理不尽を諦観しながら、その中で可能な限り楽しく生きようとしている結果である。
　故に、普段の明るさは演じているわけではないが、意識的にそう在ろうとして振る舞っているのは確か。場合によっては冷酷にも邪悪にも見える。そのためか、時折『腹黒』と見られることも。

　ライトとの兄妹仲は非常に良好。どころか、一般的に見るなら明らかに兄妹のラインを超えている。
　彼との性的な接触も肯定的に行っているが、その間にあるものは恋愛感情などではなく、飽くまでも『妹』として在りながら、より強い結びつきを求めた結果の行為である。お互いに欺瞞のない愛情表現であることは確かだが、決して恋心を抱いているわけではない。
　故に、むしろ理解してもらえれば自分も一緒に可愛がってくれるかもしれないリミルの恋路は応援しており、逆に『妹』としての立場が被りかねない華鈴などには対抗意識を抱いている。

　運動神経はやや悪い方で、スポーツの才能があるわけではないが、どちらかと言うと身体を動かすのが好きなタイプである。
　また、ライトと共にレイに師事していたこともあって、知識は豊富で抜け目がない。

　甘いものが好きで、兇闇とはよく甘味目当てに出かけている。少しばかり肉付きが良いのは確かだが、食生活についてはあまり気にしていないようだ。
　様々な娯楽文化を好み、所謂オタク文化にもそこそこの理解と経験を経ているが、聖とは微妙に守備範囲が被っていないようだ。アニメソングやエロゲ主題歌などは『可愛いのが多い』ので好き。
　他には兄がよく聴いているメロコアや、テクノ・トランスなどを広く浅く聴いている。メロディが立っていて聴きやすいハッピーハードコアやユーロビート、逆に重低音のグルーヴが響くダブステップ等も好む。