◆FATE
非常に高度な魔法を使う、亜人の青年。自らを神と称していたが、その指すところは不明。
詳細は不明だが、聖や兇闇は敵として認識している。
実は結構穏やかな性格で、仲間達の前では屈託無い笑顔も見せる。
【ネタバレ表示】
三次元空間に受肉した上位存在の意識。
人類が次元超越実験の失敗により亜存在を生み出してしまった(=世界が滅びつつある)事は感知していたが、本来は静観を決め込むつもりだった。だが、亜存在にマヤを殺されて以来その考えを改め、世界の修正・再生を試みる。そのため時間軸の進行を停止(亜存在の拡散を停止させるため)し、亜存在を全時空間のうち一点に収束させることで、ブレーン宇宙の中心に異なる時空連続体(終の楽園)とそこへの転移チューブ(楽園への途)を開こうと画策。世界の内側から時間を反転させようと試みたのである。
だが、実際には彼もアルの手により“神という役割を与えられた駒”に過ぎなかった。自らの完全な消滅を望む“世界そのもの”の意識に操られ、在るべくして在った“虚像の神”。全ての事象は、はじめから歴史に組み込まれていたのだ。
アルの降臨に立ち会った彼は全てを――この壊れかけた世界と、世界の意思、どちらとも癒すことができるのは、鐘の守人“ロア”の現身である現だけだと悟り、彼と共に“世界”と対峙する。