運命のカード
『運命のカードを切る』
それは、“PCである(物語の主人公たちである)という事実”による運命力の体現である。
各キャラクターの判断で、タイミングが来たら一回だけ、下記に記された三種類の『運命のカード』を、どれか一つだけ選択し、使用することができる。
一つのカードを使用したら、他二つのカードは使用できない。
自分以外のPCに対しても使用可能。
このリソースはセッション中いかなる方法においても回復しない。
目的は『事故死の防止』と『戦闘不能時の暇の解消』。
『太陽』 | 生死判定時の失敗・自動失敗を無効化する |
『月』 | HP0以下でラウンドを開始した時、HP1で覚醒する |
『星』 | ダイスロール時に“予め”宣言することで、そのうちダイス一つを好きな目で置ける |
マジックアイテムの通常購入
マジックアイテムは、他のアイテムのようには購入できない。
購入する場合は、【知名度】を目標値とした【見識判定】に成功したら、 『そのアイテムの存在を知っている』として、探すことができる。
既に所有しているアイテムならば飛ばせる。(ただし、在庫が無い場合もある)
レアなものは、その後、【宝物鑑定判定】に挑戦しなければならない。
成功すれば、そのアイテムが本物であることが確定し、購入できる。
『魔力感知の角』で魔力を調べることで識別が可能。
信用できる商人と知り合いであった場合にも、この真贋の判定は飛ばせる。
……賭けてみるなら、真贋を確かめずに買ってもいい。
あなたがどの程度幸運であったのかは、ダイスが教えてくれるだろう。
一般技能の成長
一般技能は、通常【最大Lv.5まで】と【合計Lv.10まで】という制限のもとに運用されるが、 セッション中に、その一般技能を用いた判定を行った場合、 そのセッション終了時に、最も使用された技能ひとつのLv.が1上昇する。
ただし、Lv.5以上の一般技能は、 そのセッション中に二回以上、個別のタイミングで判定しなければ成長しない。
一般技能の最高Lv.は、そのPCの【冒険者レベル】と同値とする。
準備品・非準備品
PCが所有するアイテムは「もちもの(準備品)」と「ふくろ(非準備品)」に分けられる。
現在装備中の装備品・装飾品はこれらに含めない。
『もちもの』として持ち歩けるのは、合計10個+レンジャーLv.(種類ではない)までとする。
このアイテムは、戦闘中に一瞬で取り出して使える。
装備品を外す際に10個を超える場合は、何かをその場に投げ捨てること。
装飾品のケース類を購入・装備することによって、『もちもの』の所持量が2つくらい増える。
(アルケミーキットのカード等は通常通り、同時に何枚でも持ち歩き、取り出せる)
『ふくろ』には、手で持てる程度のアイテムであれば、何個でも入れられる。
だが、『ふくろ』からアイテムを取り出すには、1種類につき10秒間(1R)を要する。
1種類のアイテムであれば、10個まとめて取り出したりすることも可能。
アイテムを取り出す場合、移動は制限移動となる。
ただし、「ふくろ」は何らかの事故によって喪失する危険性を秘めている。
具体的には、激流の中で溺れてしまった(水泳判定失敗)時に、何も対策していなかった場合など。
住居を持っていれば、「倉庫」カテゴリが追加され、これは安全となる。
ただし持ち歩いてはいないので、倉庫内のアイテムを使用するには一度取りに帰る必要がある。
集中
『集中』
(攻撃の構えや、闘気の集中、呪文の追加詠唱など、フレーバーは自由)
そのラウンドの主動作を消費することで、『命中値』もしくは魔法の行使判定の『達成値』を一度だけ+2できる。
何に『集中』するかは、予め宣言しなければならない。それ以外の行動に、『集中』の効果は適用できない。
(戦闘特技などは実際は補助動作で宣言するので、細かい宣言は必要ない。
例として『全力攻撃』を狙っている時でも、実際に言うのは『近接攻撃に集中』とかでいい。別に言ってもいいが)
連続で『集中』し続けることで、+4、+6……と重複して上昇する。連続でやらなければ効果は消える。
『集中』の効果を一度でも判定に適用したら、蓄積された効果は全て消える。
『集中』するターンは制限移動しかできない。(集中を適用させた通常攻撃などを実行するターンはOK)
補助動作は問題なく可能。(最低限、主動作分の脳のメモリさえ回せば充分集中できているとする)
戦闘時以外は使用不可。
◆集中が解けてしまう条件:
・宣言したもの以外の主動作を行おうとする。
・別の行動に『集中』しようとする。
・精神効果属性の状態異常を受けるか、行動不能な状態に陥る。(転倒、絡み、気絶や死亡など)
(HPが0以下になっても、不屈などの効果で立っている場合は別に解けない)
・いてつくはどうが ほとばしる。
・その他、GMが『これは集中してられんだろ常識的に考えて……』と判断した時は解ける。
移動
3時間ごとに1時間の休憩を挟んで2tb=8時間(走行時間6時間)というのが、 無理をしないレベルでの普通の旅。
それ以上を踏破するなら、『疲労』状態になり全判定に-2の修正を受ける。
馬などは限界を超えて走り続ける限り、HPに継続的にダメージを受ける。 1tb走るごとに、最大HPの半分。
限界から2tb追加で走ると気絶、もしくは過労死する。
魔法などでHPを回復すれば問題ない。
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